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zoom RSS まみみさまが胸祭りに寄稿してくださいました!

<<   作成日時 : 2010/08/01 00:00   >>

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まみみ様が、この胸祭りへ、とっても素敵なお話をくださいました!
本当にまみみ様のミレーユは天然子悪魔です。ものすごくかわいいです!
まみみさま、ありがとうございました!
***




Training Plan



「……ミレーユ。本気なんですか?」
何度同じことを問われただろう。だがミレーユの答えに迷いはない。
「当り前よ!なんたってあのアリス様直伝の巨乳になれる方法なのよ?長年の夢がかなうんなら、なんだってやるわ!だからリヒャルトも協力してよね」
「……はぁ(ため息)。俺は今のままでいいと思いますけどね」
微妙な顔のリヒャルトを気にすることなく、ミレーユの目には力強い炎が宿っている。
「なんて言われようとあたしの決意は固いの!幸い『巨乳になれる20の方法』も見つかったことだし、ひとつずつ実践していこうと思うんだけど」
「それが例の本ですか。少し見せてもらってもいいですか?」
アリスからもらった本に、リヒャルトが手を伸ばす。
「? いいわよ、どうぞ。繰り返し読んだから、だいたい頭に入ってるわ!えーとまず、毎日鶏肉を食べるといいらしいの。良質なたんぱく質が胸を育てるんですって」
「まあ、それくらいなら……って、この間からやけに鳥料理ばかり作ってると思ったらそのせいですか…」
「そうよ?学んだことは即実践!これが天下を取るためには重要なことなの!!」
こぶしを握り締めて熱く語るミレーユを眺め、ひそかにリヒャルトは嘆息する。
「(…がんばる方向がどんどん斜め上に行っているのは気のせいなのか…)…あとは?」
「うーん。姿勢を良くするとか、胸筋を鍛えるとかいろいろあるんだけど。やっぱり一番効果的なのはマッサージみたい。なんでも‘にゅうせん’っていう箇所を刺激するのがいいんですって。ただあたし、マッサージは苦手なのかリゼランドにいる頃から刺激は与えまくってるんだけど、いまいち効果が感じられないのよね……だからこれを、あなたに手伝ってもらおうと思って」
あっけらかんと放たれたミレーユの言葉に、リヒャルトが固まる。
「お、俺がするんですか?……マッサージを?」
「そうよ?だってあなた以外に頼める人いないじゃない。この本にも恋人に手伝ってもらって、ってあるし」
(あれ…?なんか困ってる?)
彼の動揺ぶりを不思議に思いつつ、ミレーユは返事をした。
「どうしても無理なら、アンジェリカさんやロジオンに手伝ってもらうけど……」
「だめです!アンはともかく、ロジオンなんて。一体何を言い出すんですかあなたは……っ」
リヒャルトは慌ててその代案を却下すると、今度はミレーユの瞳をじっと見つめたまま問いかえした。
「……ミレーユ。そのマッサージの方法、ちゃんと確認しましたか?」
「え?その本には単に‘にゅうせん’を刺激しろとしか……あっ次のページに図解が載ってたのね。今まで気付かなかったわ。えーと……え、ええっ?!にゅ、にゅうせんって………」
「……そうですよ。‘乳腺’の場所はそこです。本当に俺が触っても……、いいんですか?」
少し低く、甘くなった声に動揺し、とっさに顔をうつむけたミレーユの目に、リヒャルトの大きくて繊細な手が映る。
あの手が自分の……とうっかり想像してしまい、ぶわりと頬が赤らむ。

(ど、どうしよう……!!具体的な箇所までチェックしてなかったわ……!でもこれを乗り切らないと、夢の巨乳は手に入らないわけだし……それにリヒャルトはあたしの旦那様になるひとなんだしっ。でもやっぱり恥ずかしい……!)

パニックに陥り、固まってしまったミレーユを眺めてリヒャルトは苦笑した。
「ですから、無理しなくていいんですよ。そのままでじゅうぶんかわいいと俺は思――」
なぐさめの言葉を言い終わらないうちに、ミレーユががばりと顔を上げた。反射的に言いつのる。
「……無理なんかじゃないもの!さ、触っていいわよ!?リヒャルトなら、あたし………その………で、で、でもできるなら背中側からしてもらえるとうれしいかも……」
最初は威勢がよかった語調も、最後のほうになるとしりすぼみになってしまった。でもこの勢いを逃すと次はもう言い出せない気がして、目も合わせないままミレーユはリヒャルトに背を向ける。
「マッサージするなら、ま、まずはコルセットを外さないといけないわよね……ひとりだと難しいから、リヒャルト、手伝ってもらえる?」
顔も耳も、痛いくらいに熱い。きっと真っ赤になっていることを自覚しつつ、ミレーユはリヒャルトの手が背中に触れるのを待った。

……………。

「……??リヒャルト…?」

しばらく経っても、背中の留め具が外されることはなかった。
それどころか物音ひとつしない。怪訝に思ったミレーユは後ろを振り返る。
そこには片手を顔にやり、うなだれた姿のリヒャルトがいた。かつてないほど苦悶の表情に満ちている。

「ミレーユ……すみません。今はあなたの希望に応えることができません」
「へ?な、なん…」
「きっと!きっと結婚したら毎日でも手伝いますから、今は待ってください………では俺は仕事がありますので…」
「結婚してからって、またそれなの?
ちょ、ま、待っ――」
ミレーユの声もむなしく、リヒャルトは逃げるようにその場を退出していった―――





部屋を出たあと、リヒャルトはこらえていたものを吐き出すように、ひとつ大きなため息をついた。

―――  一体あのひとは、俺をどれだけ惑わせたら気がすむんだろう。

真っ赤に染まった頬。
あの言葉。
そして振り返ったときの、あの表情。

なにもかもがかわいすぎて、我ながらよく理性がもったものだと思う。

毎日もうこれが限界だ、と思うのに。ミレーユの天然さは、さらに上を要求してくる。
一体いつまで限界を更新できるだろう。MAX値はそろそろ近いと冷静な部分が告げている。

しかし彼女と結婚するためには、どうあっても我慢し続けなくてはならない。
そして、どんなに理性を攻撃されたとしてもミレーユとの時間を減らすわけにはいかない。
……できるわけがない。


結局我慢し続ける以外の選択肢がないことに気づき、リヒャルトは苦笑した。


だけどそれも悪くない。


「殿下―!!」
「……ああ、すまない。今行く」

部下の声を耳にした途端、それまでの表情を一変させ、厳しい顔で執務に戻るリヒャルト。
……その執務室に、結婚式までのカウントダウンカレンダーがひそかに設置してあることは誰も知らない。




end





はい、お粗末さまでございましたー。
ていうか品行方正な身代わりでこんなネタすみませんすみません!
超・なんとなく書きあげたんですが相馬さまに「刺激的!」と言われてそうだったか!と気付いた次第です。だめだもう。乙女失格だな……(遠い目)
久しぶりに創作ってモノをやってみましたが、やはり難しいものですね……!!
以前よりさらに相馬さまやsakuraさまが輝いて見えます。
でも楽しかったです☆やっぱり何かを創るっていいですね。
今後も精進して、またいつかリヒミレのSSが書けたらいいなぁと思います。

ちなみにタイトルは「育成計画」の英訳ですね。そのまんまです。
ああでもこじつけると、リヒャルトの我慢のトレーニングにもなるのかな?
そのふたつの意味がかけてあると思っていただけたら!←今考えたくせに
読んでいただき、ありがとうございました。




***

まみみ様のブログサイトはこちらです。(相馬は日参してます)

「それはまた別のおはなし。」
http://mamimi0912.at.webry.info/


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
まみみさま。

記念すべき『身代わり』二次一作目を拝読させて頂きました!
・・・何ですか、この可愛い微エロ話は!素晴らしいです!
リヒャルトにマッサージを頼むミレーユが大胆で可愛いです!
背中からマッサージするって、想像すると桃色な世界ですよね(笑)。
ニヤニヤしながら読み進めました!
「結婚したら毎日でも手伝いますから」
のリヒャルトの台詞に笑いました(笑)!
相馬さまとまみみさまの考える殿下が愉快で素敵です。
さすが、むっつり殿下です。本音は毎日したいのですね(笑)。
カウントカレンダーにも笑いました(笑)。
そして、『巨乳になれる20の方法』と『コルセット』が私の創作と共通で嬉しかったです!
可愛い胸話をありがとうございました!
私の創作の方が、まみみさまより乙女(?)失格度が高いので大丈夫です!
sakura
2010/08/01 00:59
まみみ様

この度は本当に本当にありがとうございます!
このお話を送っていただいたとき、相馬はミレーユのあまりの可愛さに悶絶し、殿下に成り代わりたいと思い、そしてまみみ様にずっとついて行こうと思いました…!

これが第一作目だなんて、本当にすごいです。まみみ様が二次を書いてくださることになって、本当に嬉しいです!
不束者ではございますが、これからもよろしくお願いいたします!
つかさ
2010/08/01 01:03
sakuraさま。

こんにちは。
相馬さまのブログをお借りしてお返事をば。読んでくださりありがとうございます!一作目にして微エロ。しかもこれ、実はもっと桃色な感じでした…!(大告白)あまりにアレなので封印しましたが。
ええ、愉快でむっつりな殿下はもう。そりゃあ毎日でもどんとこいかと。真面目な男がのめりこむと怖いって、まさにそうですよね。

そうなんです、sakuraさまの作品とかぶってるところがあってびっくりかつ嬉しかったです♪いえいえsakuraさまの作品はちゃんと乙女なかわいいお話でしたよ?こちらこそありがとうございました!
まみみ
2010/08/01 17:10
相馬さま。

こちらこそこのたびは快く参加を許可していただき、ありがとうございました!不躾にも送り付けたこの作品をそんな風に言っていただき感謝でいっぱいです。

これ書いたときには、胸祭り開催時点で他のSS書けてるとは思ってなかったんですけど…わからないものです。楽しく充実した日を送れているのは、ひとえに相馬さまのおかげです。ありがとうございます!
こちらこそかなりのレベルのふつつかものですが、今後ともよろしくお願いします。。
まみみ
2010/08/01 17:17

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