菜の花色

アクセスカウンタ

zoom RSS 身代わり伯爵シリーズ二次創作23 リレー小説まとめ

<<   作成日時 : 2011/02/20 14:36   >>

面白い ブログ気持玉 38 / トラックバック 0 / コメント 3

こんにちは。予定より遅くなってしまいましたが、2月12日(22時〜翌1時半)にツイッターで、sakuraさまとまみみさまと一緒に行った、リレー小説のまとめを載せさせていただきます。
ちなみに順番は、まみみさま→相馬→sakuraさまでした。
この記事は、まみみさまのお言葉に甘え、まみみさまのブログ記事をもとにさせていただいています。そこに、相馬のその時の心境を添えさせていただきました!(それ正直要らないんじゃとは相馬も思ったり・・・)
ではどうぞ!



身代わりリレー小説


*
「リヒャルト!この中から好きなの選んで」
「…何ですか、これ?」
「次の新婚ごっこで何しようかなと思って、第五師団のみんなに聞いてみたの」
「…おかえりなさいのキス…一緒にお風呂…愛妻弁当…二人でお酒を飲む……い、一緒の寝台で寝る?この中から選ばないといけないんですか?」
「? うん」

**(相馬の心境:えええ!これ好きなの選んじゃっていいの?安全牌ならお弁当、だがしかし!相馬がリヒだったら、そりゃこれがいいに決まってる!)

「これは…ちょっと過激すぎるんじゃないかな」
リヒャルトはなんとか回避を試みるも、ミレーユは真剣そのものだ。
「ねえ、どれだとあなたは一番幸せになれる?ね、純粋に一番してみたいのはどれ?」
「純粋に…ですか。するしないはともかく、最後のかな…」
ミレーユがぱあっと笑った。

(相馬:すみませんsakuraさま!無茶ぶります!←)

***
「分かったわ!『一緒の寝台で寝る』ね!」
「…い、いえ。それは願望というか…結婚したらお願いしたいというか…」
「?何で?今、やればいいんじゃない?あたしは別に構わないわよ?」
「…ごめんなさい」

*
「なんで謝るのよ」
「いや…あなたが頑張ってくれる気持ちは本当に嬉しいです。結婚したら毎日でもやります、けど今はちょっと」
困っているのを察してくれたのか、しぶしぶながらも彼女は引き下がってくれた。ほっと胸を撫で下ろしていると、再度にこやかにミレーユがにじりよってきた。
「じゃ、他は?」

** (相馬:すごいわお二人!っていうか、「寝る」を選んじゃいけなかったんだわ、きっと。暴走止めてくださってありがとう!そうよね、まだ十時だし桃色には早かったわ…←)

「ほかですか?そうですね、お風呂は結婚後がいいし…」
「もう、あなたってば結婚後にすることばっかりね」
「ええ。覚悟してくださいね」
「え…?」
「じゃあ、週に一度だけ、おかえりなさいのキスを」
「いいわ、ごはんにする?お風呂にする?それとも、あたし?ってするわね!」

***
「その台詞は…」
「ん?どうしたの?」
「いえ。そういえば、アルテマリスにいた時にフレッドが良くあなたの恰好をして同じことを言ってたなと思って」
「はっ!?…あの変態兄は、あなたに何をしていたのよ!」
ミレーユは拳を握って怒り出していた。
「あの時は、もてなされ方が分からなかったですが…」

*
「…今は早く、あなたにもてなされてみたいなと思います」
そう言って頬をなでるリヒャルトの指の感触に、なぜか背中がぞわぞわした。
「う……うん。あ、でも‘あたし’って具体的にどうすればいいのかしら」
ミレーユがふと疑問を口にすると、リヒャルトが楽しそうに目を細めた。
「意味を知らずに言ってたんですか?」

**(相馬:…!!!そうか!ミレーユなら意味分からずに言ってるに決まってるのに相馬の常春!えーと、とりあえず言い訳しよう!)

「だって、教科書にはそこまでしかなくて、あとは旦那様におまかせとしか」
「ええ、俺に任せてください。」
「うん!頼りにしてるわ!」
「…はは」
全幅の信頼を寄せられると、逆にやりづらいとリヒャルトは思ったが、許嫁に触れる機会を、逃したくは当然ない。前回のキスから、明日がちょうど一週間だ。

(相馬:本当は、「あとは相手のエスコートに合わせて臨機応変に!」って書きたいけど字数が…。仕方ないから「お任せ」でいっか…。)

***
「じゃあ、明日はおかえりなさいのキスで出迎えて下さいね」
リヒャルトは優しく微笑むと、ミレーユの唇に人差し指でそっと触れた。触れられた瞬間、ミレーユの心臓がドキリと鳴った。
「…柔らかいですね」
「そ、そう?みんな、同じなんじゃない?」
「…いえ。あなたは特別です」
「ま、また!大げさね」

*
「本当ですよ。――こんなに可愛い唇を持ってるのは、あなただけだ」
「……っ//////」
ミレーユが赤面して固まると、リヒャルトが少しからかうように唇をぷにぷにと押してから、指を離した。
「明日、楽しみにしてますね」

**(相馬:ぷ、ぷにぷにーーーーーーーー!悶絶。)

翌日、そろそろリヒャルトが帰ってくるころだ。ミレーユは落ち着かなかった。考えてみれば、キスすると分かっている状況なんて初めてで、どんな顔をして会えばいいのかも分からない。昨日のリヒャルトの優しい声や、唇をぷにぷにされたことを思ってドキドキしていると、扉が開いた。

(相馬:すみません、キスシーンまでいかなかったです・・・)

***
(いよいよだわっ!)
ミレーユは意を決して、先程迄読み込んでいた新婚虎の巻をしまうと笑顔で出迎えた。
「お〜か〜え〜り〜なさ〜い!あ・な・た〜」
「!?」
いつもより高いミレーユの声に、一瞬リヒャルトが驚いたような顔をしていたようだったが、今は気にせず、未来の旦那様の胸に飛び込んだ。

*
ぎゅっと抱きついて、リヒャルトを見上げた。ミレーユの視線に気づいて、リヒャルトが優しく微笑む。
「あ、あのね」
「はい、何ですか?」
「え……っと」
「ん?」
楽しげに細められた鳶色の瞳を見つめていたせいで、ミレーユはロジオンがアンジェリカを引きずって部屋を出て行ったことに気付かなかった。

**(相馬:あ、あれ?キスシーン回ってきた?あ、違うか、ここはあえての焦らしなのね!?じゃあ相馬も!)

彼の顔を見たら、頬が熱くなるのが分かった。
「…可愛いな」
「いっ、いつもと同じよ」
「ええ、いつも可愛いです。…昨日した約束、覚えてますか?」
「う…ん」
「何て言うんでしたっけ?」
「え、と。ごはんにする?お風呂にする?それとも…あたし?」
この台詞がこんなに照れるものだと初めて知った。

***
「…じゃあ、あなたでお願いします」
そう告げながら屈み込んできたリヒャルトの吐息が、ミレーユの頬をくすぐった。
「…うん」
ミレーユはドキドキしながらも、リヒャルトの鳶色の瞳から目が離せない。
(何て優しい色をしているんだろう…)
目を閉じないミレーユを見て、リヒャルトがくすりと笑った。

*
「そんなに見つめられたら、少し照れますね。……ああ、そうだ。今日はあなたからキスしてくれるんでしたね。では―はい、どうぞ」
瞳を閉じたリヒャルトを見てミレーユは瞬いた。やっと意味を理解してぶわりと頬が赤らむ。助けを求めるようにリヒャルトを見ても、彼は目を閉じたまま沈黙を守っていた。

** (相馬:あああ、あれっ?キスのターン?いい加減焦らすの殿下かわいそうだし、選んだの相馬だし、ここはがつんとキスさせましょう!しかし字数少ない〜〜〜!)

いつもはリヒャルトからキスされるので、勝手が違っていたたまれない。
しかしミレーユは気合いを入れ直すと、まずは指先でリヒャルトの唇に触れた。こうすればキスを失敗しないと超初級編実践指南書に書いてあったのだ。
そして、自分の指のそばに、ミレーユは恐る恐る唇を寄せ、ぱっと離れた。

***
「し、したわっ!」
「…え?」
多分、一瞬触れた筈だ。恥ずかしさのあまりリヒャルトから離れようとしたミレーユは、ぎょっとする。いつの間にかリヒャルトの腕がミレーユの腰に回っていて、彼の腕の中に閉じ込められていたのだ。
「もう一度」
「え?」
「唇に触れてなかったので、もう一度お願いします」

*
「うそ、ちゃんと触ったでしょ?!なんで意地悪するのっ」
「意地悪じゃなくて…仕方ないですね。‘ちゃんと’っていうのは、―これくらいです」
口を開く間もなくリヒャルトの唇が重なってきた。あまりの早技に足元がふらついたのをぎゅっと抱きしめられる。つい引き込まれそうになって、ミレーユは慌てて身を捩った。

** (相馬:おおおおおキス!?///キス描写ですね頑張ります!週1だ、行け殿下!)

「ぷはっ、ちょっ、ま…っ」
僅かな隙をついて抗議しても、またリヒャルトのそれで口を塞がれてしまう。なんとか逃れようとしていた最中、ふとミレーユは気づいた。
(これ、この間の、大聖堂でのキスと同じキスだわ…)
あのとき、彼が自分をいかに大事に思っているか実感した。それを思ったら、ミレーユはやがて抵抗する理由を自分が持っていないことに気づいた。だって、どうしようもなく好きなのだ。

***
ミレーユを求めるように、リヒャルトのキスは長かった。
「…んっ」
重なる唇の隙間から、ミレーユは必死に息を吸い込んだ。
「…も、もうっ…」
これ以上は無理だ。リヒャルトの胸に手を置いて押し返そうするが、その手はすぐにつかまれる。どうやら、ミレーユを逃がそうとはしてくれないようだ。

*
呼吸困難で倒れるかと思った頃、ようやくリヒャルトの唇が離れた。へたり、と倒れこみそうなミレーユに気づいて、長い腕が慌てて支えてくれる。
「す、すみません!つい我慢がきかなくなって……」
謝るリヒャルトはいつもと同じ優しい声で、ミレーユは安心した。
「大丈夫。旦那様におまかせ、だから……」
「!」

** (相馬:うひゃああああああああ!なんて可愛いこと言うのミレーユ!せっかく鎮火しそうだったのに火が…(すっかり殿下視点)!!!というかまさかここで来るとは!)

リヒャルトが、せっかくかき集めた理性は一瞬で霧散した。
「あなたという人は…!どこまで翻弄するんですか…!」
「え?あたし何も…ひゃっ?」
リヒャルトはミレーユの膝裏に手を入れて横抱きにすると、自分の寝室にミレーユを連れ込んだ。
「えっ、一緒に寝ないんじゃなかったの?」

(相馬:あまりに可愛くて寝室連れ込んじゃったごめんなさいsakuraさま!お、終わる?)

***
「あなたが可愛すぎるからいけないんです」
「なっ…!どういう…ぎゃぼっ!?」
リヒャルトの腕から寝台の上に落とされたミレーユは抗議の声を上げた。
「あ、あなたねー!」
しかし、リヒャルトが腕まくりをしながら自分を見下ろす姿を見て思わずびくりと震える。何となくリヒャルトの雰囲気がおかしい。

*
「り、リヒャルト……?」
自分でも思いがけないくらい、小さくて弱々しい声になった。すると今にも触れようとしていたリヒャルトの手がぴたりと止まる。目を閉じて細く息をつく彼を、ミレーユが見上げたその時。ロジオンが扉をぶち開けた。
「―どうした」
「若君、お逃げください。あの秘密の通路から」

** (相馬:すごいわ、お二人とも!オチを持ってきてくださったわ!えーと、通路から誰が来るのかしら?シーカ様?ルド様?人面犬?フレッド?まさかのフィデリオ?あああ、そんなん殿下怖くないわよ!ここは王道!)

しかし、ロジオンは少し遅かった。次の瞬間、
「リヒャルト!この間は私が悪かったねって、キャーーーーーーッ」
と、許嫁の父親が乱入し、寝台の上に2人の姿を認めると悲鳴を上げたのだ。
「パパ、落ち着いて!」
「落ち着けるものかい!ああミレーユ!変なとこ触られたりしてないだろうねっ?」
泣きたくなってリヒャルトは天を仰いだ。

***
「エドゥアルト様。これには、その、理由が――」
「理由うぅっ!?ほう〜、どんな理由があって君はぁミレーユと〜一緒の寝台にいるんだいいぃ〜っ!?」
「…うっ!」
引き攣りながら笑みを浮かべるエドゥアルトの形相は凄まじく、リヒャルトは後ずさる。
「パパ!違うのよ!」
ミレーユが二人の間に入る。

*
「これはね、あたしが言いだしたことなの!リヒャルトは付き合ってくれてただけなのっ。前にも言ったでしょ、こんなに紳士なひとが変なことなんてするわけないじゃない。パパこそ何考えてるのよ、失礼じゃないの!ねえリヒャルト」
「は…はは……」
肯定も否定もできず、リヒャルトは乾いた笑いを零した。

** (相馬:お、終わりそう…!でも実はやり残したことがあるのよね。Sakuraさますみません!相馬どうしても証拠残したいです・・・!えい!)

「ミレーユ、…パパは少し彼に話があるから、借りるね」
「パパ・・・!」
「いいですよミレーユ。…おやすみなさい」
慌ただしく部屋を出て行く二人だったが、けれどもすぐにリヒャルトだけ戻ってきた。
「どうしたの?」
「忘れ物です。…俺のことだけ考えて」
そう言って彼は許嫁の腕を取ると、その内側に口づけて、紅の印をつけた。

***
「ひゃっ…!?」
「俺の印です」
ミレーユはドキドキしながら、その紅の印を見つめた。
「…おやすみ、ミレーユ。良い夢を」
「リヒャルト」
「はい?」
「あの…今度は『愛妻弁当』と『二人でお酒を飲む』をやりましょうね」
何となく疲れているリヒャルトに向かって微笑みながら告げる。
「約束ね」
「はい」

こうして可愛い許婚に散々振り回されたリヒャルトは、親友が助けに来るまでは終わらないであろう、未来の舅の説教を受けるべく部屋をあとにしたのだった。


おわり。(合計ツイート時間約3時間30分)




一人10ツイートで、というルールがございまして、それを適当に決めたのは相馬でした。
す、すみませんお二人とも、それからリアルタイムで読んでくださった方…、な、長かったですね・・・!今度は5ツイートくらいでまたやってみたいです。

なお、転載にあたり、相馬の箇所だけ一部加筆させていただいたところがあります。ご了承くださいませ。



テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 38
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい
ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらでは初めまして!
あのときリアルで読んでいたものとして本音を言いますと、一晩で完結させずに一人20ツイートでも…いえ、じょ、冗談です!
お三方がどれだけ考えてツイートされていたかはよくわかっております。実際あれ以上時間をかけるのは難しいでしょうし、次は5ツイートぐらいが適当だと思います(ふぅ、理性復活)
ホントに楽しい夜でした。お疲れ様でした!
雨宮
2011/02/22 21:47
雨宮さま

コメントありがとうございます!こちらでははじめまして!でもいつもお世話になっております!

ああ!時間制限つきで翌日持ち越しという手もありますね!そうすると、相当長いお話になりそうです!

お楽しみいただけて、本当に良かったです!相馬もとても楽しい夜でした!
つかさ
2011/02/22 22:13
おはようございま〜す(^o^)/遅ればせながら…失礼致します。
リアルタイムで拝見させていただいたんですが1時間しか起きていられず…(ToT)なので、お3方のブログで拝見出来てとっても嬉しいです(*^o^*)【純粋に…】で真剣に考えました(笑)ある意味、殿下はいつ何時も【冗談ですよ】って言いながらも真剣だと思います(爆)そして私だって相馬さまに負けず劣らず常春ですから大丈夫ですっっ!!【旦那様におまかせ】にメロメロになりました(≧∇≦)【行け殿下!】に噴きつつエールを送り、【紅の印】赤ではなく紅というのがまた…色っぽいなぁ〜…と♪
とっても、とっても楽しませていただき、ありがとうございました!あの企画も是非、実現する事を願っております!!絶対買いますっっ!!先行予約ぽち凸(^o^)/
イエロー
2011/03/01 10:17

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
身代わり伯爵シリーズ二次創作23 リレー小説まとめ 菜の花色/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる