身代わり伯爵二次創作27
更新予定はもうしばらく先のつもりだったのですが、何だか予定外のものを思いつき、何だか書けちゃったので、更新します。
また理未話です。なんというか…何じゃこれって話なのですが、良かったら、お進みください。
『いんむ』
すごい夢を見てしまった……。
理人は目覚めて徐々に頭が働いてくると、愕然とした。
色々我慢している自覚はあったけれど、あんな夢を見るほど、自分が煩悩にまみれているとは、何だかショックだ。
一応、恐る恐るベッドの中に彼女がいないか左右を確かめる。
いない。
良かった、完全なる自分の夢だ。妄想だ ―…。
安堵すると、脳裏にまたその画が浮かんで、理人は頭を振って追いやろうとする。そうだ、早く忘れるべきだ、あんな夢。
…花びらのような耳に執拗に口付け、囁いて、舌でなぞり、あまつさえ甘噛みしては、ぴくりと肩を震わす彼女に…―
「~~~っ!俺は!『元実習生』今は『友達』もしくは『親戚のお兄ちゃん』!」
理人は独り言にはやや大きい声で唱えた。
それが「公式設定」なのだ。それを逸脱したら、途端に彼女は逃げてしまうに違いない。
彼女は無垢で、心底自分を信じ切っているのだ。そこが可愛いし、少し意地悪で、振り回される。ものすごく無邪気だから、一緒にいると癒されるのだ。この距離は譲れない。伸ばせば手が繋げ、頬にかかる髪を耳にかけてあげられる今の距離を。
もっと距離を詰めて、抱き寄せればきっと肌はすべらかで、華奢な肢体はたよりなげに柔らかい。瞳は吸い込まれそうに青く潤んで、海のようで。頬は桃のように染まり、けれども唇で触れてみると、桃よりも柔らかく、声も蜂蜜のように甘…―。
「っだから…!俺は、『元実習生』今は『友達』もしくは『親戚のお兄ちゃ…」
ぐしゃぐしゃと髪を掻き回して、理人は立ち上がる。
もう何年も欲しかったものが、今、手に届きそうなところにある。気が急いて仕方がないけれど、そんなふうに、ただ貪りたいわけじゃない。
今、自分に向けてくれる信頼を、そのまま保ちながら、もっと自分を見てほしいし、できることなら好きになってほしいのだ。大事にしたい。
「煩悩退散…。全く、どうかしてる」
理人は若干自己嫌悪に陥りながらも、時計を見た。ぼちぼち用意をして、未鈴を迎えにいこう。
自分はあのとき、一気に未鈴に惹かれたけれど、未鈴にはゆっくり自分を好きになってもらえるように、頑張るのだ。
たまに、もう自分を好きなんじゃないかと思うような言動をされるが、他意は本気でなさそうなので、焦ってはいけない。
理人は冷たい水で顔を洗い、ついでに夢の残滓も拭い落とした。
「俺は『元実習生』今は『友達』もしくは『親戚のお兄ちゃん』」
再度口に出して確認をして、理人は今日も、安全な男の仮面を装着する。
(終)
なんじゃこの話は(2度め)
とりあえず、理人さんは相当な努力をしているんだって書きたくなったんだと…。
夢ではあれこれしちゃって、でもちゃんと大事に想ってるつもりだから、当人は結構ショックだったんだと思います。
あと、『あのとき』とか『何年も前から』って何さと相馬も思うので、思いついたら書きたいです!
えーと、お目汚し、失礼いたしましたっ!
あとあと、いつも気持ち玉ありがとうございます!
前話はナイスが多くて、「おおっ!積極的理人さん、受け入れてもらえたのかな。それとも未鈴が可愛くなるのがナイスだと思っていただけたのかな」と、ほくほくしております(^^)
また理未話です。なんというか…何じゃこれって話なのですが、良かったら、お進みください。
『いんむ』
すごい夢を見てしまった……。
理人は目覚めて徐々に頭が働いてくると、愕然とした。
色々我慢している自覚はあったけれど、あんな夢を見るほど、自分が煩悩にまみれているとは、何だかショックだ。
一応、恐る恐るベッドの中に彼女がいないか左右を確かめる。
いない。
良かった、完全なる自分の夢だ。妄想だ ―…。
安堵すると、脳裏にまたその画が浮かんで、理人は頭を振って追いやろうとする。そうだ、早く忘れるべきだ、あんな夢。
…花びらのような耳に執拗に口付け、囁いて、舌でなぞり、あまつさえ甘噛みしては、ぴくりと肩を震わす彼女に…―
「~~~っ!俺は!『元実習生』今は『友達』もしくは『親戚のお兄ちゃん』!」
理人は独り言にはやや大きい声で唱えた。
それが「公式設定」なのだ。それを逸脱したら、途端に彼女は逃げてしまうに違いない。
彼女は無垢で、心底自分を信じ切っているのだ。そこが可愛いし、少し意地悪で、振り回される。ものすごく無邪気だから、一緒にいると癒されるのだ。この距離は譲れない。伸ばせば手が繋げ、頬にかかる髪を耳にかけてあげられる今の距離を。
もっと距離を詰めて、抱き寄せればきっと肌はすべらかで、華奢な肢体はたよりなげに柔らかい。瞳は吸い込まれそうに青く潤んで、海のようで。頬は桃のように染まり、けれども唇で触れてみると、桃よりも柔らかく、声も蜂蜜のように甘…―。
「っだから…!俺は、『元実習生』今は『友達』もしくは『親戚のお兄ちゃ…」
ぐしゃぐしゃと髪を掻き回して、理人は立ち上がる。
もう何年も欲しかったものが、今、手に届きそうなところにある。気が急いて仕方がないけれど、そんなふうに、ただ貪りたいわけじゃない。
今、自分に向けてくれる信頼を、そのまま保ちながら、もっと自分を見てほしいし、できることなら好きになってほしいのだ。大事にしたい。
「煩悩退散…。全く、どうかしてる」
理人は若干自己嫌悪に陥りながらも、時計を見た。ぼちぼち用意をして、未鈴を迎えにいこう。
自分はあのとき、一気に未鈴に惹かれたけれど、未鈴にはゆっくり自分を好きになってもらえるように、頑張るのだ。
たまに、もう自分を好きなんじゃないかと思うような言動をされるが、他意は本気でなさそうなので、焦ってはいけない。
理人は冷たい水で顔を洗い、ついでに夢の残滓も拭い落とした。
「俺は『元実習生』今は『友達』もしくは『親戚のお兄ちゃん』」
再度口に出して確認をして、理人は今日も、安全な男の仮面を装着する。
(終)
なんじゃこの話は(2度め)
とりあえず、理人さんは相当な努力をしているんだって書きたくなったんだと…。
夢ではあれこれしちゃって、でもちゃんと大事に想ってるつもりだから、当人は結構ショックだったんだと思います。
あと、『あのとき』とか『何年も前から』って何さと相馬も思うので、思いついたら書きたいです!
えーと、お目汚し、失礼いたしましたっ!
あとあと、いつも気持ち玉ありがとうございます!
前話はナイスが多くて、「おおっ!積極的理人さん、受け入れてもらえたのかな。それとも未鈴が可愛くなるのがナイスだと思っていただけたのかな」と、ほくほくしております(^^)
この記事へのコメント
りみあいと申します。
理人も人の子ですもの、こんな夢を見たって全然不思議じゃないですよ~
理人も見るならリヒャルトも見てるんじゃ…と思います。なんだか我慢ばっかりしてますね(^_-)-☆
てゆーかもういっその事、どんな夢を見たのか(なんとな~く内容はわかるけど…)夢の中理人verとリヒャルトver
を書いてほしいぐらいです(←アホの子)
ってゆうぐらいどちらも常に欲求不満オーラを醸しだしちゃってますよ!! 絶対に…
ゴメンナサイこんなコメで…
でもちょっとした願望です。
聞き流してください
はじめまして!ご来訪とコメントをありがとうございます!
うう、今やたくさんある身代わり伯爵サイトの中からこんな亀更新半休止サイトにいらしていただけて、恐縮です。
男の子ですから、そういうこともあるかなーとは思うのですが、それがかえって首を絞めちゃったり、下心に気づいて自己嫌悪したり…という、実は彼も初々しい話が書きたかったのだと、一夜明けて思い始めています(笑)そして私も、リヒャルトさんもそういうみだらーな夢を見たことがないわけないと思います!
夢の内容は、あはは…、すみません、相馬の技量では書ける自信が…ないです。
実は一度も18禁書いたことがないので、閨門祭りくらいまでの話が精一杯で…!
本当にすみません!いつか精進して書けるようになりたいです!
それでは、まだ寒い日が続くようです。りみあい様もどうぞご自愛くださいませ(^^)